約3100世帯にLPガスを供給しているサンエキ(神奈川県厚木市)はイベントによる見込み客・受注獲得に力を入れている。11月に開催する「家族だんらん計画展」では2日間で4000万円の受注を狙う。

お客様感謝祭のオークションが人気
同社はイベント開催目的を(1)顧客との関係作り・信頼獲得、(2)受注獲得、に分類し、2種類の内容でイベントを行っている。(1)が目的の催しは営業活動をほとんど行わないことが特徴で、いかに来場者に楽しんでもらえるかがポイントだ。10月21日に開催し、年1回行っているお客様感謝祭ではメーンコンテンツとして以前人気が高かったスペシャルオークションを復活させ、2万1800円の19型TVが5000円~、5万3800円の全自動洗濯機が1万5000円~などと破格値で提供された。
「ミニイベントも月1回開催していまして、先日は団子を食べながらお月見をしました。1回に8~10名の方がいらっしゃいますね」(山口寿夫社長)
このように定期的な呼び物でお客さんとの関係を深め、3ヵ月に1度行う受注獲得目的のイベントで成果につなげるのが同社の戦略だ。11月10日、11日にクリナップ厚木ショールームで行うものは80組の来場、5700万円の見積もり獲得が目標で、その7割からの成約を計画している。現在は集客のための手紙を送付後、個別に顧客を訪問し、来場のアプローチをかけている段階だ。
「最後は営業事務が来場の確認をします。特に水まわりと外壁塗装の工事を受注したいと考えています」(山口社長)
同社は今期のリフォーム売り上げとして前年度比150%となる1億8000万円を計画。3名のリフォーム専任スタッフが在籍する。

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