新築住宅の設計とリフォームを行うピーズ・サプライ(神奈川県横浜市)は、広告費をかけない営業に成功している。その秘訣は新築住宅・リフォーム雑誌への掲載だ。現在、月1回は何らかの雑誌に同社が施工した物件が取り上げられ、月3件の新築・リフォーム受注のうち8割が雑誌を見た顧客からの依頼となっている。
最近では8月に主婦の友社が発行したリフォーム専門誌「はじめてのRe;Form」第3号に掲載された。同誌では3ページにわたり、同社が設計したオーダーメードキッチンや家具などのナチュラルインテリアが紹介されている。
「雑誌に掲載されるために時代が求めるデザインを常に追求しています。現在取り組んでいるのは懐かしさを感じさせるレトロな建具。例えばグレイウッドという日焼けした古材を窓枠に使うことで、部屋にレトロなアクセントを与えています」(井上徹社長)
平均価格は新築が2000万円、リフォームが1000万円で、そのほとんどがフルリフォーム。雑誌の読者が直接依頼するため、時には東北などの遠隔地に施工に行くこともある。
同社の従業員数は5名で、営業が2名、設計が1名、現場管理が1名在籍する。

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