医療総合商社の強みを生かして営業
創業76年の医療ビジネスの総合サービス商社シンリョウ(東京都豊島区)では、業界内での高い認知度と長い歴史の中で顧客と築いてきた信頼、患者目線に立った専門家としての知識・アドバイスを武器にリフォーム事業を展開している。第一営業部本田大樹本部長と内装事業部北川太課長に同社の取り組みについて聞いた。
メインでは、調剤薬局などでもらう薬袋や小児用シロップなど水剤のボトル容器や軟膏用のケースなどを取り扱っている。お薬手帳をヒントにリフォームの記録を管理するメンテナンス手帳を独自に考案
同社の主力事業は医療消耗品の製造兼販売だ。例えば、調剤薬局で薬をもらう時に使われる薬袋や小児患者向けのシロップ水剤のボトル、軟膏用のケースなどを自社で所有している工場で製造し医療機関へ直販している。薬袋と容器については全国でトップシェアを誇る。
同社がリフォームに参入したのは約5年前。全国の病院・開業医や薬局に毎日営業マンが訪問している中で、顧客である病院や薬局の方からリフォームの相談を受けるようになったことがきっかけだ。
はじめは、建築士など知見のある専門家に話を聞きながら、少しずつリフォームメニューを増やした。主に修繕やクリーニングなどの小工事で、施工については自社で工事部隊を抱えず、工務店などの施工パートナーが請け負っている。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1660号(2025/08/11発行)2面
-
1660号(2025/08/11発行)1面
-
1659号(2025/08/04発行)9面
-
1659号(2025/08/04発行)11面
-
1659号(2025/08/04発行)3面