事業再構築補助金の取得サポートも
地元密着型の住宅会社のリノベーション事業を支援するSUMUS(東京都港区)。同社がサポートする内容は、その会社が拠点とするエリア自体をリノベーションしてまち自体の価値を高める「まち上場」というもの。
「まちづくりにチャレンジする」シュウハウス工業では家具や雑貨の販売を手掛けている
具体的な支援サービスを大きく3つに分けると「コンサルティング」「まちづくり支援」「助成金サポート」だ。経営を支援するコンサルティングに加えて、住宅会社の成長戦略として、まちづくりの担い手である地場工務店とともに地域の価値を開発する。
「北海道のニセコをはじめ地方は成長産業になっています。ただ住宅をリノベーションするのではなく、まちに人を呼ぶマーケティング、人と人を繋ぐ支援を行い、もっと住宅産業が魅力的になるためのお手伝いをしていきたいです」(小林大輔社長)
住宅会社がこの取り組みを行う際、国や自治体からも応援してもらうために助成金を受けるためのサポートも行っていく。「直近では中小企業等事業再構築促進事業の補助金で最大6000万円助成されます。住宅会社自身の新規事業はもちろん、営業エリアの飲食店やホテルなどの事業のリニューアルを支援して、まちの価値を高めていく応援をしていきます」(小林社長)
家具や雑貨の販売や「SnowPeak」と提携したオフィスリノべなどの事業を展開するシュウハウス工業(高知県)との取り組みでは、年間8000人の集客力があるカフェからの顧客同線を作った。周辺の施設にも人が訪れ、まちに人が定着するカタチを目指す。
同社では実際に「まちづくり」で実績を上げている住宅会社のオンライン視察ツアーをはじめ、補助金についてや会社経営に役立つセミナーや勉強会を定期的に開催。4月26日には中小企業等事業再構築促進事業の補助金に関するセミナーをオンラインで開催する。現在参加者を募集している。

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