アプリ上で案件情報の共有やチャットでのやりとりができる
4カ月で250社が導入
グローバ(東京都渋谷区)が提供する完全無料で使用できる施工管理アプリ「クラフタ」の導入社数が伸びている。昨年12月に提供を開始し、今年4月時点で250社が導入している。
同アプリは案件情報の共有とコミュニケーションの効率化を実現する。アプリ上で案件情報を作成し、その案件に携わる人を招待することで情報を共有できる。そのため営業や現場監督が職人に対してそれぞれに住所や写真、図面、工程表などを送る必要がない。専用のチャットでやりとりを行うことが可能。
小河泰史社長は「LINEを使用する人の割合が増えているものの、LINEに来たデータをパソコンに転送して整理する人も多い。建設業向けにLINEを使いやすくしたら便利だなと思い、開発しました」と語る。事務所に帰って写真の整理をする必要も、FAXを送ったあとに確認の電話をする手間も省ける。
メンバーに入れたい人の携帯番号を入力するとその人に招待のショートメッセージが届き、そこからアプリをダウンロードできる。職人は案件情報とチャットを見るだけで良い。「職人が現場に行ったら前の工程が終わっておらず作業ができないといったことも起きています。アプリを見れば状況がわかるため、1日が無駄にならず職人さんからすると嬉しいと思います」と小河社長。
今後は利用者の要望をヒアリングしながら、順次新しい機能も実装する予定。「機能が多いと使いこなせないという声も聞くので、複雑にならないことを意識しながらアップデートしていきます」(小河社長)

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