沖縄県全域に商圏を定め年商14億円を売り上げているのは、リフォーム専門店喜神サービス(うるま市)だ。2020年8月期の成約率は、93%を記録している。年間問い合わせ件数1500件中、1400件が受注に成功。高い成約率を獲得する取り組みとは。
【リポート/編集部 後藤梓】
自然な笑顔を引き出すよう、雑談しながら撮影する
地域情報フリーペーパー、370カ所配置
同社では、多様な集客方法をとっている。特にテレビ番組とCM放映は、県内全域に同社の存在を知ってもらう効果を見込む。最終土曜日を除き毎週土曜日にQAB琉球朝日放送で、リフォーム情報番組「スマイル住まいる住宅(ハウス)」を放送。修復前後の状況を、施主のインタビューを交え紹介する。同番組だけではなく、他番組でもCMを流す。県内の3局それぞれで、月に30回ほど放映。ほかにもフリーマーケットやリフォーム相談会などの開催、チラシによる集客もしている。
「県内の知名度は高く、月に100件ほどホームページ、20件近くは電話や来店などで、問い合わせをいただきます。ただ知ってもらうだけでは、必ず成約になるわけではありません。地域の発展のために事業を展開している姿勢を打ち出し、会社への信頼感を向上させることが重要です」と川満秀吉社長は語る。
地域貢献のため、県内の店舗や活躍している方を広めようと、フリーペーパーを毎月作成し、配布している。20ページに渡る「話くわっちー」では、地元や生活情報を豊富に盛りこむ。企画、取材や連載の依頼、執筆、写真撮影まで自社で行う。

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