リフォーム業界の実態を明らかにする企画。今回のテーマは「プレゼンテーション」の2回目。各社どのようにプレゼンテーションをしているのか、6社に調査した。
groove agent
300以上のリノベ用語解説ブログ
プレゼン前の予習促し、成約率90%超え
HPでは300種類以上のリノベ用語が解説されている
中古物件の仲介からリノベーション工事までをワンストップで提供するビジネスモデルで、2021年3月期に12億円を売り上げたのがgroove agent(東京都港区)だ。定額制の大型改修を提供しており、値段を顧客が事前に把握できるようになっていることも相まって、平均単価1000万円の大型リノベ中心であるにも関わらず、プレゼン後の成約率は90%以上だ。
同社は、プレゼンを行う前に、顧客に対してリノベ業界の専門用語を解説した同社ブログを案内する。
担当者の説明をよく理解できないまま契約してしまい、あとになってトラブルになるケースも少なくないと鰭沼悟社長は話す。説明の前にあらかじめ、リノベに関する最低限度の知識を持ってもらうことで、実際の説明に対する理解度を高め、成約率を高めたり、施工後のトラブルを防止する目的だ。プレゼン時にも適宜、必要に応じて顧客に同ブログを見せながら、解説を進めていく。ブログではリノベ業界の専門用語が、あ行からわ行ごとに、約300種類ほど解説されている。

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