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MARKS、事故物件をリノベの力で再生

MARKS、事故物件をリノベの力で再生

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イメージアップで流通の活性化へ

事故物件の不動産売買・賃貸仲介サイト「成仏不動産」を運営するMARKS(神奈川県横浜市)は、事故物件の買取再販事業を今年から開始している。

MARKS 事故物件の暗いイメージを覆すリノベーション施した事故物件の暗いイメージを覆すリノベーションを施した

仲介だけでなく買い取りにも着手した理由について、花原浩二社長は「人の亡くなった不動産で商売をすることに抵抗があり、これまでは一線を引いていたんです。しかし、事故物件を流通させよう、イメージアップしようと思っていても仲介業だと何も変えられないと感じていました。私どもが正しく買い取って、しっかりお祓いをして、戦略的なリノベーションをしたほうが良いと考えスタートしました」と語る。

これまで18件の事故物件のリノベーションを手掛け、売却までの平均期間は約2週間半。売却価格は、相場と比較した下落幅が平均6.1%でとどまっている。例えば40代男性が孤独死した1DKのマンションは、壁を塗り壁にし、無垢の床材を張った。「事故物件のイメージを変えるために自然で柔らかい雰囲気を出したいと思いました。こうやって全く別の空間にできるのはリノベーションの力ですね」と花原社長。明るく生まれ変わり、2週間で契約が決まった。

「事故物件だから価格が下がるというのはこちらの感覚で、気にしない人の目線からしたら同じ価格で普通なんです。気にならずに買ってくださる人がいるのであれば、こういうリノベーションをどんどん世の中に発信していきたい」

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