ニューユニークス
テーマで暮らし方を説明、パースは実際の家具を提案
デザイン性に特化したリノベーションを得意とし、契約率約8割を誇るのがニューユニークス(東京都渋谷区)だ。同社ではプレゼン資料として現場調査シート、コンセプトシート、プランなどを用意する。
プランは3パターンを提案する。このプランではロフトを提案した
プランは3パターンあり、それぞれイメージパース、図面、空間のイメージ画像などで構成される。プランAは基本的に施主の要望を形にしたもの、プランBはデザイナーが施主へのヒアリングを元にブラッシュアップしたもの、プランCはデザイナーが施主の期待を超えることを目指したものだ。また、それぞれのプランにはテーマを付け、暮らし方や生活のフローと一緒に間取りを説明している。そのため、施主が図面を読めなくてもプランナーがどんな意図で設計しているのかを理解できる。デザイナーの原布慈子氏は「プランをパッと見た時、斬新で自分たちの希望と違うと思われないよう、自分たちに合ったプランだと直結できる言葉を添えています」と語る。
特にイメージパースはしっかりと作り込む。施主が具体的なイメージとして初めて目にするのがパースとなるため、ピンとくるものにしていると臼田英司社長は語る。また、パースのインテリアは、同社のインテリアスタイリングサービス「decoる」から空間に合うものを選んで落とし込む。原氏は「せっかくパースの家具を気に入ったのに購入できなかったらお客様は残念に思います。まるっと購入できるようなイメージパースを心がけています」と説明する。

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