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PacPort、1つの宅配ボックスで複数受取

PacPort、1つの宅配ボックスで複数受取

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アプリで荷物状態を確認

荷物の再配達をなくす―そんな想いから作り出されたのがPacPort(東京都中央区)のスマートロック採用IoT宅配ボックス管理アプリ「PacPort」だ。アプリで宅配ボックス自体を管理することで、すでに荷物が投函された状態で追加の荷物受け取りを可能にした。専用料金で配送状況用の宅配ボックスを購入した上、月額500円の利用料金で配送状況の一括管理、投函完了のお知らせ、内蔵カメラによる荷物撮影などのサービスを受けられる。

PacPort 実際のアプリの画面実際のアプリの画面

特徴は、ECサイトなどでの商品購入後にユーザーが受け取る荷物の追跡番号が、宅配ボックスの開錠カギとなる点だ。宅配業者は伝票の追跡番号を機械に読み取らせて、鍵を開けて荷物を投函する。当然、追跡番号は荷物ごとに異なるため、鍵が重複することがなく、複数の荷物が1つのボックスに入れられることになる。同一受取人あての荷物であれば、最大3つまで投函可能。受取人は都度生成される期限付きQRコードでボックスを開閉する。

ボックス内部にはカメラがついており、自動で荷物を撮影し、画像を荷受人に送信する機能も持つ。投函時の不正動作を防止する措置だ。

「配送料の値上げや増える再配達など、物流業界にはさまざまな問題があります。このサービスを利用していただくことで配送業者、利用者の手間を削減することができます。今後は荷物の受け取りだけではなく、宅配ボックスから発送ができるようになるなどさまざまな機能を追加予定です」(沈燁社長)

この記事の関連キーワード : IoT PacPort 宅配ボックス 総合リフォーム

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