施工工程をYouTube配信
販促費ゼロ、「動画見た」で集客
チャンネルは2015年にスタート
施工事例を動画公開することで、効率的に集客をしている会社がある。栃木県小山市にあるオリーブホームだ。小野寺秀行社長1人が営業職を務め施工管理も兼任している中、リフォーム売り上げ9000万円を達成している。
同社のYouTubeチャンネルの登録者は6680人(7月12日現在)。大手ハウスメーカーの登録者数を凌駕するほどの人気の理由は、施工事例の前後だけではなく、工程も紹介しているため。小野寺社長は工程が変わるタイミングごとに施主宅に伺い、現場の様子を撮影。工事内容を繋ぎ合わせ、1つの事例動画にしていく。同社では水回りのリフォームが多いが、設備の取り換えだけでなく、手すりの取り付けやトイレのウォシュレットの修理といった小工事も載せている。アップロード動画数は725(7月12日現在)。
再生回数が最も多いのは、19万回を超える「TOTOシステムバスリフォーム施工例」だ。工事前のシステムバスを映した後、廊下の床の養生、既存のシステムバスを解体し産業廃棄物として処分、防蟻処理剤を塗布、配管の改修、砕石と鉄筋を敷き土間コンクリート打ち、システムバスの組み立て、配管を接続し試運転するといった完成までの全工程を、6分ほどの動画にまとめている。

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