地盤保証事業などを行うハウスワランティ(東京都墨田区)が、6月後半から「シーガード雨漏り5年保証」の販売を開始した。このサービスは、屋根カバー工法であるシーガード工法で屋根をリフォームした際、万が一雨漏りをした場合に修繕費用が保証されるというもの。これまで新築の建物を保証する商品はあったが、リフォームに対して保証をするというのは業界初の試みとなる。
既存住宅向け初のサービス
保証期間は施工後から5年。保険料は1棟1万円で、保証額は最高500万円。保証適用免責金額は5万円となる。あくまでも雨漏りを保証するもので、施工不備に対して保証はしない。対象となる建物は、木造か鉄骨造で築40年までのもの。住居だけでなく店舗でも可能だ。
「シーガード雨漏り5年保証」を申し込むためには、施工前に申請書と施工後にシーガード自主検査記録書の提出が必要となる。保険料を入金したのち、シーガード屋根工事雨漏り保証書が発行される。
「シーガードの施工マニュアルがしっかりしている点、工法が既存の屋根をいじらない点なども今回商品化ができた理由です」(上﨑明彦理事 企画開発本部本部長)
シーガードによる施工はこれまでに数千件の実績があるが、雨漏りに関する報告は1件も出ていない。今回の保証はこうした実績を背景に実現した。現場では、施主側から、漏水などに対しての保証について要望が多かったことから、中小事業者を中心に普及を進めていく。

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