LPガスの販売やリフォーム事業を手掛けるトスプロ(佐賀県鳥栖市)は、トイレの交換リフォーム時に、施工管理担当者が重要な部分を自ら写真撮影し、本社に送付することで工程を管理しながら、施工のミスを防止するという工夫を行っている。
職人・施主と一緒に通水確認も
17時の訪問時に撮影。設備と床部分まで写るように、全体を撮影することを意識する
トイレ施工は大体一日で終えてしまう。担当者は朝9時30分と夕方17時に現場へと行き、約30分間の滞在時に工程の確認を行う。2度訪問するのは、工種ごとに職人が入れ替わるため、施主が不安に思わないようにするためだ。撮影は夕方の訪問時に行う。撮影するのは配管部分と、排水を行う差し込みパッキン、床の下地部との接地面、クロスも見えるようにした全体像などで、平均4、5枚ほど撮影する。
「撮影箇所の選別は、トイレ施工でよくあるクレームとして、排水管のつまりや漏水などが多いので、そういった問題を未然に防ぐために選びました。工期の短いトイレ施工の管理でわざわざ写真を撮影するなんて効率的ではない、という意見もあるかもしれません。しかし水回りリフォームをメインに手掛けている私どもは、設備を販売しているのであって、その設備に不備があるとすぐに信用をなくしてしまいます。多少面倒でも、やることでリスクを回避できるのであればやるべきだと思います」(野田哲郎社長)

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