百貨店内にリフォーム専用窓口開設
北陸の老舗百貨店、大和(本社・石川県金沢市)が新年度から住宅リフォーム事業を本格化する。顧客から大型リフォームの要望が発生した際は、大丸松坂屋などの百貨店を経営するJ・フロントリテイリングの子会社、J・フロント建装(大阪府大阪市)に紹介する形で対応していく。
大和は以前、100%子会社の大和ハウジングで住宅リフォーム事業を展開していた。しかし、2011年の会社閉鎖に伴い、事業規模を縮小。金沢市の香林坊店で専任の担当者1名が相談を受ける形にとどまっていた。しかし、顧客からのリフォーム需要増加に伴い、再び対応体制を強化。外商部門との連携強化を行い、事業拡大に動く。
今後は、店舗内に専用の窓口を開設し、リフォーム相談を受け付けるほか、OB顧客のアフターフォローにも着手する考え。ただし、小型の工事に関しては、J・フロント建装ではなく、地域の業者への発注を予定している。
大和はJ・フロントリテイリングと同業者ではあるが、創業期に呉服部門の運営を大丸に委託していた関係があり、親交が深い。J・フロント建装に店舗内装の改装管理を任せていたこともあり、今回のリフォーム事業でも連携体制を取る。

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