コロナのピンチ救った1600部のニュースレター、顧客の心を鷲掴みにする山のめぐみ舎の戦略

OB客の下支えにより、コロナのピンチを乗り越えたのが山のめぐみ舎（三重県伊賀市）だ。2021年6月期の売り上げは前期比１割増の1億1000万円だった。「昨年春は受注が凍りつきましたが、OBさんが支えてくれました」と神保健一社長は打ち明ける。

30分3000円の「便利屋」サービスも

部活動の報告などが書かれたニュースレター、営業色をほとんど出さないことが特徴

同社の受注の6割をリピーターが占める。小さな修繕から1200万円の改修工事まで受注した。問い合わせは月30件とほぼ毎日。「価格競争になると僕らは勝てません。ですが、OB客さんとは相見積もりにならないです。お客との関係性を築いてきた結果です」