【リポート/ 企画開発部 長田京子】
※「RoomClip Award」は投稿された実例写真とその写真に付与されたタグやいいね、コメントなどのデータを分析して、注目キーワードやベストプロダクトを選出するもの。
ユーザー名 mayuringo Room No.130811
ユーザー名 yururi-8239223 Room No.182034
感性や価値観が主軸の住まいへ
家の中に「変化」と「癒し」を
1位となったキーワードは「心地よい暮らし」。これまでは掃除の時間を短縮する工夫をしたり、調理家電を活用するなど「どう暮らしの負担を減らすか」の活動が行われてきた。しかし2021年は、手間をかけて日常を充実させる方向へとシフトしたという。
竹野氏は「『心地よい』には定義があるわけではないんです。その人たちなりの定義があって、『私は花や植物のある暮らしが心地よい』と思えばそういう暮らしになって、それがお部屋にも表れてくる」と語る。片付けやすいように収納を工夫することもまた、「心地よい暮らし」だ。つまり、一人一人の感性や価値観によるところが大きいスタイルであり、それぞれが思う心地よさを追求している。
そういった流れの中で選ばれたキーワードに「花・植物のある暮らし」と「季節を楽しむ」がある。昨年は「植物のある暮らし」「観葉植物」といった写真が、前年の倍以上投稿されたという。さらに「季節を楽しむ」というタグは、前年の9.7倍と大きく伸長。過ごす時間が長くなった家の中で、変化と癒しが求められたことがうかがえる。「新しい芽が出て嬉しいといった日常の刺激を実感できる環境をつくったり、『季節を楽しむ』では、季節の花を飾ることはもちろん、コーナーを設けて季節ごとにディスプレイを入れ替えるなど、四季の変化を家の中で表現してそれを楽しもうという動きがあった」と竹野氏。

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