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ルームクリップ、自分が「心地よい」暮らしを追求

ルームクリップ、自分が「心地よい」暮らしを追求

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ルームクリップ(東京都渋谷区)
日本国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから2年が経過した。慣れないテレワークや新生活様式に順応しようと試行錯誤を重ねた2020年を経て、ステイホームが長期化した2021年は、エンドユーザーにどのような動向が見られたのか。住まいの実例写真が500万枚以上投稿されているSNS「RoomClip」を運営するルームクリップ(東京都渋谷区)が発表した「RoomClip Award 2021」に選出されたキーワードからは、それぞれが自分の心地良さを探求している様子を感じることができる。同社の川本太郎氏と竹野実希氏に解説してもらった。
【リポート/ 企画開発部 長田京子】

※「RoomClip Award」は投稿された実例写真とその写真に付与されたタグやいいね、コメントなどのデータを分析して、注目キーワードやベストプロダクトを選出するもの。

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感性や価値観が主軸の住まいへ

家の中に「変化」と「癒し」を

1位となったキーワードは「心地よい暮らし」。これまでは掃除の時間を短縮する工夫をしたり、調理家電を活用するなど「どう暮らしの負担を減らすか」の活動が行われてきた。しかし2021年は、手間をかけて日常を充実させる方向へとシフトしたという。

竹野氏は「『心地よい』には定義があるわけではないんです。その人たちなりの定義があって、『私は花や植物のある暮らしが心地よい』と思えばそういう暮らしになって、それがお部屋にも表れてくる」と語る。片付けやすいように収納を工夫することもまた、「心地よい暮らし」だ。つまり、一人一人の感性や価値観によるところが大きいスタイルであり、それぞれが思う心地よさを追求している。

そういった流れの中で選ばれたキーワードに「花・植物のある暮らし」と「季節を楽しむ」がある。昨年は「植物のある暮らし」「観葉植物」といった写真が、前年の倍以上投稿されたという。さらに「季節を楽しむ」というタグは、前年の9.7倍と大きく伸長。過ごす時間が長くなった家の中で、変化と癒しが求められたことがうかがえる。「新しい芽が出て嬉しいといった日常の刺激を実感できる環境をつくったり、『季節を楽しむ』では、季節の花を飾ることはもちろん、コーナーを設けて季節ごとにディスプレイを入れ替えるなど、四季の変化を家の中で表現してそれを楽しもうという動きがあった」と竹野氏。

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