前期リフォーム売上64億円のCONY JAPAN(大阪府大阪市)は、2月にコンセプト店舗「LIFE STORAGE TOKYO(ライフストレージトウキョウ、以下LST)」を東京の代官山に出店した。20代のリフォーム潜在顧客と30~40代の一次取得者層をターゲットとしたブランディングを狙う。
【リポート/編集部 芝郁美】
店舗のこだわり
カフェスペース。この日バリスタとしてキッチンに立っていたのはRhombus(ロンバス)代表のSHOCO.氏。同氏がデザイナーを務めるバッグブランド「ロッズサンドラ」の商品は店内でも販売中
この店舗の特徴はカフェとオフィスを併設していること。奥に進むとキッチンとカウンターがあり、カフェとして利用できる。コーヒー550円、カフェラテ660円などを提供しており、コーヒー豆も販売している。カフェは飲食業を営むRhombus(ロンバス・神奈川県藤沢市)に無料でスペースを貸す。代わりにインスタグラムなどSNSを利用したマーケティングを任せるという業務提携を組んだ。自社では運営せず、人気店とコラボして集客力を高める狙いだ。
オフィスはガラス窓越しに店内からも見える。社員は皆、LSTのために新しくデザインされたそろいの作業着を着用している。店舗を通して来店客とラフにつながり『この人からリノベを買いたい』など、一人一人のタレント性で仕事を取れるようにデザインした。
空間のいたるところに雑貨や観葉植物が並ぶ。「ライフストレージ=生活倉庫」という店舗名にちなんで、生活に関わりのある本や食べ物、アンティークの家具などを厳選。家具を含めて店内にある多くのものが購入可能だ。

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