リフォーム業界実態調査
キッチンの施工管理編
ハウスドクター山口(山口県下関市)は図面に施工で気をつけてほしい箇所を書き込んで、職人に指示を出している。例えば、図面で伝わりづらい箇所には赤や青色のペンで注釈を付けている。ある物件ではエアコンの増設があった。その際の図面には、壁のどの位置に貫通工事を行うか、大きく赤のマジックで書き足している。そのほかにも、再利用するので手を付けないでほしい箇所なども書き込む。例えば、ある物件では洗面ボウルは取り替えないことになったので、解体しないようにマジックで注意書きをした。
施行にミスがないよう、図面に気をつけてほしい箇所を書き込んで、職人に指示を出す
これらの図面は工程表や住設関係の資料とともにファイルにまとめられ、現場でいつでもみられるように置いている。
ファイルを置く理由を下関店店長の古田一男氏はこう話す。「以前は私が常に現場にいることができたので、その場で指示を出していました。しかし、店長職に就いてからは現場に行ける回数が減ったため、このファイルで施工のポイントがわかるようにしました」

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