今号の実態調査のテーマは「キッチンの施工管理」。施工品質を保ち、適切に工程管理するために、各社どのような工夫をしているか、3社に尋ねた。
リフォーム業界実態調査
キッチンの施工管理編
釘の打ち方までマニュアル化
リフォーム売上高18億7000万円のサンプロ(長野県塩尻市)は、独自のマニュアルを使って施工品質を高めている。現場監督はこのマニュアルに沿い、同社が「パートナー」と呼称する施工業者や大工が適切に工事を行っているかをチェックしている。
チェック項目には例えば次のようなものがある。木工事の天井や壁のビスの打ち方や止め方、ボードの貼り方が適切か。サッシではビスの取り付けがきちんとなされているか。竣工検査時に床に傷や曲がり、割れ、汚れがないか、納まりが良いか、などといった点だ。
断熱リフォームを得意とする同社では水回り単体の受注は少なく、工事は多岐にわたることが多い。このようなマニュアルを策定することで、さまざまな局面での施工ミスを防いでいる。

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