タカラスタンダード、最優秀賞に陶彩館など3社

タカラスタンダード（大阪府大阪市）は3月3日、「家事らくリフォーム作品コンテスト2022」の表彰式を開催した。同社製品を採用したリフォーム作品813点の中から「キッチン＆リビング部門」「浴室＆サニタリー部門」、そして今年新設された「エマウォール部門」において全国最優秀賞と全国優秀賞が選出された。

3年ぶりに表彰式が開催された

「キッチン＆リビング部門」の全国最優秀賞は、陶彩館（和歌山県岩出市）の作品が受賞した。リビング・ダイニングのつながりを最大限に生かしたレイアウトで、広い天板のアイランドキッチンを中心に配置。陶彩館の湊明子社長は「書き物や読書、さらにはアイロンがけまでキッチンの天板を活用しており、お施主様から今の生活はキッチンを中心に回っているとおっしゃっていただいた。家事が楽になり、生活を楽しく過ごされていることがイメージできて嬉しく思いました」とコメントした。

「浴室＆サニタリー部門」の全国最優秀賞に選ばれたのは企画室スズキ（福島県いわき市）の作品だ。既存の大きなコーナー出窓の内側に2つの窓を作り、景観と機能性を両立した。「当初は出窓を取り壊して小さい窓にする予定でしたが、せっかくの素晴らしい景観をなくしてしまうのはもったいないと残す方法を考えました。お施主様からは見た目の良さはそのままで、安心・安全な暖かい浴室になったと喜びの声をいただいています」と企画室スズキの鈴木隆之社長。

「エマウォール部門」の全国最優秀賞には、イシモ建設（埼玉県春日部市）が輝いた。マグネットがつき、清掃性が高いホーローの内装材「エマウォール」を趣味の書道部屋に採用した作品。「お施主様には使いたいシャンデリアがあり、内装もそれに負けないくらい素敵にしたいというご要望がありました。インテリア性が高く、墨で汚れず、書を常に飾っておくことができるエマウォールは最適でしたという言葉をいただいています」とイシモ建設・石島誠社長は語った。

同コンテストは、リフォーム事例を集めることでリフォームへの心理的なハードルを払拭することや「タカラスタンダードパートナーショップ」との関係を強固にするために2018年より開催している。今回で4回目の開催で、表彰式は3年ぶりに行われた。

「キッチン＆リビング部門」全国最優秀賞

「浴室＆サニタリー部門」の全国最優秀賞

「エマウォール部門」の全国最優秀賞

受賞作品一覧