工事・断熱の範囲を自動算出できるため、積算や見積がより明確に
シーピーユー(石川県金沢市)はこのほど、建築3次元CADの最新版「A's(エース)2026」をリリースした。今回のアップデートではリフォーム・リノベーション向けの機能を充実させた。
同製品は新築向けの3次元CADソフトで、2018年より工務店や設計会社向けに販売を開始。その後、毎年アップデート版をリリースしてきた。近年、少子高齢化や資材高騰の影響で新築需要が減少する一方、リフォーム・リノベーションは増加傾向にある。こうした状況を踏まえ、最新版はリフォーム向け機能を充実させた。
図面機能は、工事範囲や断熱範囲を視覚的に表現できるようになった。施工範囲の面積を自動算出するため、積算見積もりにも利用できる。
外観・内観パースやパノラマパースなどのプレゼン資料を自動生成する 「プレゼンマスター」
また、プレゼン資料を自動生成する「プレゼンマスター」が搭載された。この機能は、間取りなどの最低限の入力で外観や内観、パノラマ画像を自動生成するもの。改修前後の間取りやイメージ画像を用意できるので、分かりやすく施主に提案できる。このほか、ファイルの閲覧回数やダウンロード回数など利用者のアクセス解析ができるモニタリング機能なども搭載。状況に応じて提案のタイミングや内容を最適化するなど、効果的なフォローと営業効率の向上につながるようになっている。価格は55万円(税込)からだ。
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