関西を地盤に名古屋、関東、四国へと店舗拡大を続けるのが、大阪府リフォーム売上高ナンバーワン(※)のナサホーム(大阪府大阪市)だ。総合リフォームの「ナサホーム」と水回り専門の「みずらぼ」の2業種で店舗を展開する同社。この秋には東京にも進出し、将来的には関西、中京、関東の三大都市圏への伸長をもくろむ。みずらぼのFC展開にも積極的だ。創業30周年となる2026年度には、売上高100億円、経常利益5億円を目指す。
※本紙「都道府県別リフォーム売上ランキング」(2022年12年26日発行)に基づく
総合リフォームと
水回りの両輪で成長
ナサホームの「茨木リフォームスタジオ」(大阪市)の外観。キッチン7台、バス3台などを展示
ナサホーム「梅田リフォームスタジオ」の空間展示スペース
同社は大阪、兵庫を中心に年間約9000件の施工を行っている。2022年3月期の78億8000万円に対して23年3月期の売上高は88億4000万円となった。大阪府内に総合リフォームのナサホームを4店舗、水回り専門のみずらぼ6店舗、外壁塗装FCのガイソー1店舗、兵庫県はナサホーム4店舗、みずらぼ8店舗、ガイソー1店舗を出店。他に奈良、京都、名古屋、四国・香川県を合わせ計30店舗を展開している。
ナサホーム1店舗の売上は3億円以上、みずらぼは2億円を超える店舗が多い。人員はナサホームが1店舗につき10人程度、みずらぼは5人程度だ。
施工のうち2854件がナサホーム、6363件がみずらぼの取り扱い。ナサホームの工事平均単価は約160万円で、1000万円以上の工事も年間50件行っている。一方、みずらぼの平均単価は約65万円。しかし売上割合はナサホーム55%に対し、みずらぼが40%と同等に近づいている。セグメント利益では、既にみずらぼがナサホームを追い越した。
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