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TOPPAN、リフォーム市場参入に本腰アパレルブランドと連携で一般消費者にアプローチ

TOPPAN、リフォーム市場参入に本腰 アパレルブランドと連携で一般消費者にアプローチ

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印刷会社大手のTOPPAN(東京台東区)は3つのブランドを立ち上げることで、リフォーム業を強化している。1つはオフィスやホテルなどの非住宅を対象とした「expace(エクスペース)」、次に住宅のフルリフォームを手掛ける「RenoPlaza(リノプラザ)」、さらにリフォームマッチングサイト「リフォトル」を立ち上げた。法人、一般消費者を問わず、幅広くアプローチしている。

3ブランドで改修事業拡大

法人と一般消費者双方に訴求

TOPPAN 3つのリフォーム事業を展開

非住宅の受注が好調

同社は60年以上にわたり、建具、床、壁などの化粧シートをはじめとする建装材事業を展開している。建装材を選定するノウハウを生かし、商業施設、オフィスなどの空間演出を手掛けてきた実績をもつ。

長年、建装材ビジネスを展開してきた同社は、2020年に非住宅の空間演出ブランド「expace(エクスペース)」を立ち上げた。オフィスやホテル、ビルのエントランスなど非住宅空間のリノベーションなどを請け負う。最大の強みは、同社に施工管理士、1級・2級建築士といった有資格者が在籍しており、企画から設計、施工までを内製化できること。同社が手掛けた某企業の本社執務室の改修では企画、設計、施工を担当。自由にレイアウト変更できる共用エリアの新設や、遮蔽物を少なくして人の行き来をしやすくする設計、差し色にブランドカラー使用の提案など、全行程をサポートできる体制が整っている。

また、実際に同社社員が働いている秋葉原オフィスをモデルルームとして公開。事前の申し込みで見学できる。このオフィスは2023年の「第36回日経ニューオフィス賞」で「ニューオフィス推進賞」を受賞。中央に社員同士が交流できるミーティングスペースを設けたところと、センサーを用いた人流解析で常により良いオフィスを目指した点が評価されてのことだ。「オフィス空間も作って終わりではありません。人流解析で継続的に利用状況を分析し、ニーズに合ったオフィスへアップデートすることを考えています。弊社では施工後の運用面のフォローも万全です」と環境デザイン事業部ブランディング・プロモーションチームの石田高作課長は話す。

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