全員子育て中の女性3名のブランドでリノベ売上1億円超!働くママが活躍する新事業「WAKATTE」を徹底解説
本企画では、リフォーム産業新聞社主催のプロ向けイベント「リフォーム産業フェア2024」で実施された経営セミナーのダイジェストを紹介する。第3弾は、子育て中の女性3名が活躍する新事業「WAKATTE(ワカッテ)」を運営するホームテック(東京都多摩市)のブランドマネージャー彦坂綾乃氏の講演だ。女性が活躍する仕組みなどにより、売り上げ1億円超を実現している。
設立2年目で黒字化・売上1億円超え
ビジネスモデルで賞
ホームページの施工事例も家族写真が豊富だ
同社は、設立33年目の新築業務を行わないリフォーム、リノベーション専門会社で、昨年度は64億円を売り上げた。1部門として4年前に設立した「WAKATTE」は、子育て中の女性が時短勤務を実現しながらリノベーションに特化した部署で、設立2年目に黒字化、2023年度は前期比で売上高が16%向上、成約率78%、平均単価840万円を達成した。
彦坂氏自身は2児の母親であり、休職復職を繰り返すなかで感じた課題を事業設立にいかし、子育て中の女性が「活躍」する仕組みを考案。昨年、日本住宅リフォーム産業協会(通称ジェルコ)のビジネスモデル部門で経済産業大臣賞を受賞している。
ブランド
マネージャー
彦坂綾乃氏
自社制作のホームページで集客
コアターゲットに
絞った集客力・共感力
「WAKATTE」の主な強みは3つだ。1つ目は主体的にインターネットを活用した集客力。徹底的に女性目線を謳い、持ち家に10年以上住む30代・40代の共働き夫婦をメインターゲットに集客する。自社でホームページ制作・Google広告・Instagram広告などのクリエイティブを全て担い、コアなファン向けに「子ども部屋向けコラム」を作成。Instagram広告からの動線を作ったことでアクセスが向上、昨年度は新規引き上げ件数27件、平均単価が900万円以上、約2億5000万円の引き合いを獲得した。
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