エネルギーや住宅事業を手掛けるサーラコーポレーション(愛知県豊橋市)は、同じく愛知県内でリフォーム事業を手掛ける安江工務店(同名古屋市)をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると発表した。安江工務店はTOBに賛成の意を示しており、順調にいけば12月26日に決済を行う。
サーラコーポレーションがリフォーム事業を強化する(写真は同社のホームページより)
サーラコーポレーションは、愛知県東部を中心に都市ガスやLPガスの提供、注文、分譲住宅やリフォーム、不動産事業や自動車販売など、多岐にわたったサービスを提供する。グループ全体の売上高は、2023年11月期で2420億円。グループ会社のリビングサーラは、リフォームやリノベーション事業をメインとし、前期リフォーム売上高は21億8000万円(前期比106%)だった。愛知県と静岡県に4店舗展開し、社員数は約60人。今年9月にはサーラプラザ豊橋にインテリア雑貨店「JOIN.」をオープンし、リフォームだけでなくインテリアも強化している。
サーラコーポレーションは、今回の子会社化について次のように語る。「同じ愛知県でも我々は東側、安江さんは西側に強いので、県内のシェアを高めていく。これをきっかけに不動産や賃貸を含めた住まい全体の事業をブラッシュアップしていきたい。とくにリフォームに関しては安江さんに一日の長がある。その設計力やノウハウをグループのなかに取り入れたいと考えました」(サーラコーポレーション総務部総務グループマネージャーの市川伸一氏)
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