ラ・アトレ中古再販事業を強化

　ラ・アトレ（東京都港区）は、中古マンションリノベーション事業を強化する。従来は１都３県全域を手掛けていたが、都心の人気エリアに特化することにより市況に左右されない安定的な商品提供を目指す。

　主な対象エリアは東京都港区、渋谷区、目黒区、品川区など。築年数は30～40年、床面積は70～80平米のものが多い。リフォーム後の販売価格は３０００万円台後半。

　リフォームは全面改装が中心で、平均的に５００万～６００万円ほど掛ける。内装は新築と同等かそれ以上の仕様にもかかわらず、価格は新築の６割程度と割安感が人気。販売後１カ月ほどで成約する。

　今後の販売計画は２０１３年12月期は36戸、翌年は39戸、翌々年は42戸と微増だが、今後、人材の育成、採用を強化することで売り上げ拡大を見込む。

　「都心部では古くても立地が良い所へ住みたいという根強い需要があります。そのため人気のエリアに厳選して物件を仕入れています。特に最近は購買層の中古への抵抗がなくなってきており、今期の受注も計画を上回るペースで進んでいます」（自見信也取締役、不動産再生事業部長）

　同社は１９９０年に設立以来、リノベーションマンション事業を展開している。