新築とリフォームを手掛ける大野建設(埼玉県行田市)では、アフターフォローレディ(以下AFL)がOB客とその周辺客を呼び込み、業績の拡大に貢献している。前期工事件数は、前々期比120%に伸びたが、その多くがAFLの訪問によるものだ。AFLは、同社で新築を行い10年以上経過したOB客に対して訪問する。OB客が住宅に対して不便に感じている点などをヒアリングし、リフォームの相談へとつなげていくことが主な役割だ。
「知らない他社の訪問営業の多さに不安を感じ、当社に相談したいという声が多数寄せられたことがAFLを始めたきっかけです」(大野哲也常務取締役)
AFLは3年前に設置したが、まずは顧客の家族構成や生活時間などの情報を整備した。結果、OB客のライフスタイルに合わせた提案を行うことができ、受注件数が伸びた。OB客のAFLに対する評判も良い。訪問したOBの近隣からも問い合わせが集まってきている。同社の前期リフォーム売上は約5億4000万円。今期は断熱、自然素材リフォームに力を入れ、売り上げを伸ばしていく計画だ。

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