生協系リフォーム会社アイネットコープ埼玉(埼玉県さいたま市)が、東京に拠点を拡大した。2014年3月14日にグループ会社として株式会社アイネットコープ東京(東京都中央区)を設立し、4月からあきる野市、八王子市を中心に営業展開を開始する。
生協と同品質のサービス提供
同社は、当初の計画では、埼玉県に隣接する東村山市を営業エリアの中心と考えていた。しかし、世帯数、世帯年齢層、築年数などから、早期の需要が期待できるとして、あきる野、八王子両市を展開エリアとした。
東京では、「埼玉で提供してきた商材、人材、施工技術と同じものを提供していく」と藤田淳理事長は話す。同社は、中心事業の外壁塗装では自社オリジナルの塗料を用い、安く品質の高い塗装を提供している。また、施工会社については、これまで同社に協力してきた朝霞市の塗装会社が東京方面での工事を担当する。
今後、東京の事業が拡大した場合の人員については、埼玉で教育を行ってから東京に配属する計画だ。
東京では今後、4~6月にかけてウェブ広告、7月以降にポスティングで集客を図っていく。年度末までに月間10件受注することが目標。好調に進めば千葉、神奈川にも同様に株式会社を設立する計画がある。
同社が生協形態を維持するのは、ネームバリューから品質を担保することが目的。一方、東京を株式会社化するのは、一般消費者だけでなく法人から受注することや異業種との提携を拡大させたいからだ。
「今後、グループを拡大させるには人材確保が必須。異業種との提携により優秀な人員を集められないか考えています」(藤田理事長)

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