東葛塗装センター(千葉県柏市)は、5月から営業スタッフと社員職人を増員し、売り上げ前年比2割増の2億5000万円を目指す。
増やす人員は、多能工職人数人と営業スタッフ4人。すべて中途を採用する。
人員拡大の理由は2つだ。1つは、消費増税の駆け込み需要で発生した受注残約60件を早急に処理するため。同社の協力会社も多忙であることから、工事が自社の職人6人と専属職人3人だけで進めている状態になっている。多能工の職人を増やし、工事速度を加速させたい考えだ。
2つ目は、秋に開催を予定しているイベント運営スタッフの確保のため。同社はここ数年、人員不足によりイベントの開催を見送ってきたが、今秋に健康リフォームをキーワードに提案を始める予定で、体感イベントで顧客にPRしていく。
そのため、営業スタッフを今から集めて養成するする必要が出てきた。営業スタッフ4人はすでに採用が決まっており、5月から勤務する。
同社は今後新規客の取り込みを強化する考え。健康リフォームをテーマにしたイベント開催はその施策の一つだ。現在、売り上げに占めるOBの割合は3分の2で、新規開拓を積極的に行ってこなかったという反省がある。
「健康リフォームは、シックハウス症候群の起こりにくい素材を用いた漆喰などを中心としたもので、当面はOB中心に提案しますが、健康志向の強い新しい客層の開拓に役立てていきたいです」(井上政雄社長)

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