金利の余剰分で工事「0円リフォーム」提案リビングショップ

　リファイン学園前店と同西和店を展開するリビングショップ(奈良県奈良市)は、Webなどを通じた新規客の取り込みをさらに強化。お盆前をめどに「0円リフォーム」と題した営業活動の開始を検討している。

　新築でローン購入した自宅の金利が下がって出た余剰分を、リフォームの工事代に充てるという切り口でアピールする見通しだ。

　同社の全社売上高は4億5000万円(2014年3月期)。そのうち約6割をOB客が占めている状態。今後は新規の比率を5割まで拡大したいとしている。

　0円リフォームは新築購入から15～20年経っている新規のリフォーム未経験層を対象にアピール。OB客のネットワークも生かし、水まわり、外壁などの改修を提案。場合によっては太陽光やエネファームなどの省エネルギー化につながる工事提案も併せて強化していく。

　同社は2年前からチラシをほとんど使わず、Webを通じた情報発信に注力する営業に切り替えている。切り替え後は月間問い合わせ件数が4倍以上に増えるなど変化がみられた。「ただ新規客はよく調べてくるせいか価格に厳しいなど競争も激しい。今後はWebの情報発信も色々な切り口で提案していけるよう工夫が必要」(石原新市郎社長)

　今期は売り上げ4億7000～8000万円を目指す。