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「耐震住宅100%」キャンペーン開始エヌ・シー・エヌ

「耐震住宅100%」キャンペーン開始 エヌ・シー・エヌ

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 エヌ・シー・エヌ(東京都港区)は7月2日、「耐震住宅100%キャンペーン」を開始した。国内に1000万戸あるといわれる旧耐震住宅の建て替え、リフォームを促すのが狙い。

 具体的には、キャンペーンのポスターを同社の工務店ネットワークの有志200社超の事務所、ショールームで掲示。参加企業、関係企業の全社員にバッジを配布。ホームページやFacebookで認知活動を行う。

 そして、「あなたの残したい建物コンテスト」を実施。これは、工務店が残したいと思っている建物と思い出を応募し、選出された建物の耐震改修工事を行う。同社と参加工務店は1棟の新築が売れた場合、委員会が組織したファンドに資金を積み立て、その費用を改修費に充てる。

 また、キャンペーンに合わせて耐震住宅100%実行委員会を立ち上げた。実行委員長には同社社長の田鎖郁男氏、特別顧問には東京工業大学特任教授の金谷年展氏が就任。なお、普及啓蒙活動に協力する初代耐震大使には登山家の三浦雄一郎氏が選ばれた。

田鎖郁男社長(左)と初代耐震大使の登山家・三浦雄一郎氏
田鎖郁男社長(左)と初代耐震大使の登山家・三浦雄一郎氏

 田鎖社長はこう話す。「国が進める国土強靭化計画に2020年までに耐震化率を95%にするという方針がでました。これがキャンペーンを始めたきっかけのひとつです。現在、木造住宅の耐震設計は任意で、実際にどれだけ耐震化が進んでいるかどうかも分かっていない。キャンペーンを通じて、業界全体で自主的に耐震設計を進める機運をつくっていきたい」

 三浦氏は「基盤である住まいは災害に強く、安心できるものでありたい」と話した。

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