地震や台風などの災害 は、「いつ起きるか分からない。事前の備え」だけでなく「被災したらどうするか」も重要だ。
クローズアップ建材 防災リフォームのススメ
地震列島と称される日本で耐震対策が不可欠なのはいうまでもないが、秋に向けて台風や大雨による強風や土砂崩れなどによる被害も深刻だ。災害への関心が高く対策が進んでいるのは良いものの、事前の備えにばかり注目しがちで、被災した際に、いち早く建物を保全するためにはどうしたらよいかという視点を忘れがちではないだろうか。建物が破壊や倒壊して、すぐに本格的なリフォームができるに越したことはないが、現実的には交通網や流通が寸断され、施工体制が整うまでに一定の時間がかかることは、過去の事例を見ても否めない。
当面、建物を保護するためにできることは何か。建物が崩れたりヒビが入ったりした場合、水や泥、ホコリなどが入り込むことで後の復旧に影響が及ぶことを極力避けるため、減災・防水シートの活用も想定しておきたい。もちろん、事前の備えとして建物の耐震化や制震・免震ダンパーの設置などで被害を最小限にすることは重要であり、あくまで両面から備えよう。
- 連続強大地震にも安心の耐久性
- 制震TRCダンパー[エイム]
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新築・リフォームどちらにも使える制震ダンパー。内部の「特殊減衰ゴム」が伸び縮みすることで、地震エネルギーを熱エネルギーへ変換し揺れを吸収。熊本地震や東日本大震災でも効果を実証しており、震度6強の地震で水平変位を最大50%減少可能。60年相当の耐久性を確認済みで、経年変化が非常に小さく十分な耐久性を備える。総重量18㎏、ダンパー部約9㎏と運搬や施工がしやすいのも特徴。

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