民家を改修し、民泊にした例。床や壁紙を貼り替えて印象を一新

空き家をオーナーから借り上げ、自社負担で改修して賃貸物件として運用する事業「ヤモタス」を展開しているのが、和(なごみ)工房(愛知県半田市)だ。これまでに34棟の空き家を借り上げて改修。空き家問題を解決したい一心で、採算度外視で取り組んでいる。
34棟を改修
同社の設立は2013年。アパート・マンションの新築や賃貸経営、住宅リフォームを行っている。従業員数は5名。今期の売上高は3億円、リフォーム売上高は1億円を見込んでいる。
同社は2021年から、空き家となっている戸建て住宅を借り上げ、オーナー負担なしで改修して運用する事業「ヤモタス」を開始した。同事業では、同社が空き家オーナーから戸建て住宅を借り上げ、自社で改修まで実施。その後、賃貸物件として入居者を募集し、賃料を得ている。
オーナーは一切の費用負担なく空き家の改修工事を受けられるほか、家賃から修繕費などの経費を差し引いた金額の約半額を受け取る。例えば運用している賃貸物件の家賃が8万円で、改修費や経費を差し引いた金額が2万円であれば、うち1万円がオーナーの収入。残りの1万円は、同社の利益となる。
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