環境循環型住宅推進協議会(神奈川県川崎市)は、住宅の環境性能を評価する新制度「むくむく環境ラベル認定」を開始した。
同制度は、省エネや環境負荷、健康への配慮といった住宅の性能だけでなく、メンテナンス性や湿度温度の快適さなどの住まい方も含めて数値化し、環境性能を評価する。
全部で約60項目を設け、加点方式で評価する。例えば、建材をリサイクル、リユースすると2点、自然に還元できない建材の使用を減らすと1点加点。満点は140点。総合評価は獲得点数に応じて5つのレベルに分かれ、低いレベルの評価でならば、比較的容易に認定が受けられる。9月には第1号を認定する予定。
制度の基準には、スウェーデンの「SWANラベル」、国交省の建築環境総合性能評価システム「CASBEE」、EUの有害化学物質規制「REACH」の基準を採用。また、スウェーデン最大手の環境コンサルティング会社WSPのローベルト・アブ・ヴェッテルステッド氏の監修を受けており、同社の認定も同時に受けられる。
「今後は、環境に配慮した新築・リフォームの住宅ブランド『むくむくはうす(R)』とともに同制度を普及させていきたい」(阿部悌二代表理事)

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