15人の自社職人を抱えるアイテックス(千葉県成田市)の越川隆之社長は、「職人を育てるには、長く務めてもらう必要があります。そして、長く務められる環境をつくるには、まずお互いの『思い』を知る必要があると考えました。そこで、アンケート形式のワークシートを作り、それぞれの『思い』を交換する場を設けることにしました」と語る。
ワークシートを使った研修会の様子
ワークシートを使った研修は、月に1度社員の半分を集め、丸1日かけて実施する。記入したワークシートを2人1組で見せ合い、意見を交換する。ワークシートの質問項目は毎回20ほどで、内容は大きく2つに分けられる。
1つは、「あなたの強みと弱みは?」、「あなたの5年後の目標は?」、「あなたが大切にしていることは?」といった本人についての質問。もう1つは、「会社の強みと弱みは何ですか?」、「会社の将来に不安はありますか?」、「会社に対する不満は?」といった会社に関するものだ。

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