埼玉県でリフォームを手掛けていた飯田(埼玉県川越市:飯田龍也社長)と関連会社トラベルカフェが、自己破産手続きに入った。負債総額は、飯田が12億300万円、トラベルカフェが11億2100万円で合計23億2400万円。
同社は内装工事などを主体とした会社で、1999年からカフェ・ド・クリエのFCや洋菓子販売などの飲食業を開始した。異なる事業のシナジーを生かし、1階にケーキショップ、2階にリフォーム店というユニークな形態の店舗も展開。リフォーム検討客の来店ハードルを下げる取り組みも行っていた。
2014年時点では、2年後に株式上場を計画。リフォーム事業単体で20億円、飲食業も含めた会社全体で80億円の売り上げを目指していた。東京商工リサーチの発表では、ピークの2014年度決算では、14億1167万円を計上したとしている。
しかし、展開する飲食店への資金投下が重く、資金繰りが悪化。最近になって「トラベルカフェ」の複数店舗を一斉に閉鎖しており、動向が注目されていた。

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