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キーワード:空き家再生に光
800万戸を超える空き家。これを再生し新たな「価値ある場」としてよみがえらせるケースが増えている。G.U.Styleは、空き家を改修し、2階に事務所として入居。1階では「借りられる」レンタルカフェ「いろは堂」を運営している。
1階には手軽に飲食店を開けるレンタルスペースを用意
「借りられる」飲食店が人気
東急池上線石川台駅から徒歩2分の商店街の一角。前を通るたびに中身が違う、そんな変わったお店がある。「いろは堂」だ。実はこのお店は、予約すれば誰でもカフェやバー、レストランを開くことができる「レンタルカフェ」なのだ。
6月のオープンから口コミで評判が広がり、7月には、月の半分を日替わりで8つのお店が営業している。イベントスペースやギャラリーとしても使用可能だ。それぞれのお店やイベントを主催するのは近隣の住民。客として来店したユーザーが「自分もやってみたい」とチャレンジするケースも後を絶たない。あるサラリーマンは、ビール好きが高じ、醸造所に掛け合ってクラフトビールを卸してもらい、ビールバーを開いた。
「改修中に近所の方たちから『何ができるの』とよく聞かれました。オープンしてからも、初めは不審がられていましたが、色々とお話していく中で打ち解けていくことができました。お店をやってみたい、イベントやパーティーをそたいという方が意外と多くて、休みが取れなくなってしまっています(笑)」(永吉大輔マネージャー)
様々な人が期間限定でバーやカフェを運営
オープンから瞬く間に地域で話題のお店となった「いろは堂」だが、以前は築50年超の単なる空き家だった。その空き家を同社が仕事の合間を縫い、約4か月かけてリノベーションを施した。

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