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中古住宅流通市場の活性化について検討を行う「不動産流通市場活性化フォーラム」の第5回目が2012年4月20日に開催された。今回は、2012年6月以降に発表する提言の骨子案がまとめられた。大枠のテーマは3つ。
- 円滑な不動産取引のために必要な情報の蓄積と提供、
- 消費者ニーズに対応できる不動産流通システムの整備、
- 不動産流通市場の活性化に向けた環境整備。
リフォーム関連の具体案はインスペクションとリフォームを合わせて推進する仕組み作りや、不動産業者が中古仲介時に早期にリフォームプランを提案できるシステムの構築、中古住宅購入費とリフォームを一体化したローン商品の普及、リフォームを担保価値として評価する仕組みの検討、などが盛り込まれた。
また、検討会の中では社団法人プレハブ建築協会住宅部会・住宅リフォーム分科会の臼谷紀久雄氏がハウスメーカーのメンテナンスの仕組みについて解説を行い情報共有を図った。主にハウスメーカーでは構造の瑕疵と雨漏りの保証が切れる10年目の点検に力を入れており、補修することによってさらに10年間保証が延長されるというビジネスモデルを構築している。また、40~50年といった長期スパンの点検をシステム化しているケースがほとんど。臼谷氏は流通活性化には「点検・評価項目を分かりやすく整理する必要がある」と話した。残り2回の検討会で提言をまとめる。

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