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・「築20年経過した戸建て住宅の価値はゼロ」の常識を覆りつつある
・資産価値の保証や定期診断代行などのサービスが誕生
・背景に、 新築着工の先行き不透明感による中古住宅への価値の見直しがある
戸建て住宅は築20年も経過すれば、建物価値はゼロ。この常識を覆そうと新たなサービスが続々と登場している。リフォームをすれば資産価値が上がる家や60年間のアフターサービスを代行する企業などが出てきている。
長寿命住宅普及協会は築後30年間の資産価値を試算し、価格で示す
リフォームで価格が上がる家登場
新築を建てた後、将来いくらで売れるのか、「資産価値」を算定し、その価格で売れなかった場合、差額を保証する。こんな異例のサービスを始めたのが65社の工務店が加盟する長寿命住宅普及協会(東京都台東区)だ。
ユニークなのは新築時に将来の住宅価値を価格で表示するということ。基礎、構造、内外装、設備などすべての部位の資産価値が、5年後、10年後、15年後、と5年ごとの価格で示される。
各部材の耐用年数を決め、5年ごとにどれだけ価値が減っていくかを試算するというもの。例えば、屋根の場合、仮に新築時の積算価格が47万円だったら、5年後39万円、10年後31万円、20年後15万円といったように30年後まで表示する。全部位の資産価値を足し合わせれば、売却した場合の想定価格が分かるという仕組みだ。

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