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リノベーションでエリアを再生する取り組みが広がっている。どのような効果を生んでいるのか。2つの取り組みを紹介する。
【リポート/編集部 本庄】
リノベで空き家をカフェに
東京・北千住駅の東口エリアを中心に、空き家利活用をベースとしたまちづくりを行っているのが千住Public Network EAST(東京都足立区)だ。運営は建築設計事務所のARCO architects(同)。同ネットワークでは、同エリアで活動したい人の誘致や拠点の提供、地域の人たちとの連携をつくることを目的に活動し、アーティストの活動拠点になることを目指している。
空き家をカフェにリノベーション
12年間空き家だった古民家と手前にあるアパートをリノベーションしたプロジェクトでは、古民家の1階と2階をそれぞれ「千寿てまり工房」、同社事務所、アパートの1階部分を「東北カフェ&ダイニングPOSSO」へと生まれ変わらせた。
例えば、カフェは木のぬくもりが優しいシンプルなつくりだ。リノベーションのポイントは、エントランスに設けた大きな開口部。外から店内の様子がよく見え、色とりどりのジェラートが空間に彩りを与えている。また、店前に設置したベンチでは、商品を購入した客が座って楽しむ姿が見られる。
千住Public Network EAST
青木公隆 社長
青木公隆社長は「以前、地域のおばあちゃんが駄菓子屋さんの前にあるベンチで休憩している姿を見て、すごくいいなと思ったのがベンチ導入のきっかけです。商店街は歩くだけ、お店に入るだけではなく、道とお店の境界をしっかりデザインして、千住らしい場所にしたい」と語る。
さらに、空き家を改修してアーティストの活動拠点にするなどさまざまな事例がある。
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