きたな美（ちゅ）らん、中古物件×リフォームサイト好評

佐平建設の不動産関連会社である日建開発（沖縄県那覇市港町）は、中古物件とリフォームをトータルで紹介する専門サイト「きたな美（ちゅ）らん～磨けば光る物件～」を昨年12月に開設し、現在約20件の物件（仲介含む）を紹介している。

▲専用サイトを昨年12月に開設

築年数の古い"見た目のきたない"物件こそ、美（ちゅ）らさん（美しい、きれい）へと生まれ変われるという考えのもと、築15年以上の物件を主に扱い、物件ごとに星印によるランク付けがされている。物件そのものの評価ではなく、リフォームを前提とした「磨けば光る」度合いによる独自の評価が特徴的だ。

物件情報には多数の写真に加え動画もアップ。リフォームプランの提案には最も力を入れており、ビフォー・アフターの平面図、イメージパース、見積もり概算費用、ローンシミュレーションが一式揃っている。
「専門チームが中古物件の現地調査し、話し合ってリフォームのイメージプランを立てます。プランは極めて完成形に近いものです。例えば１５００万円の物件に１５００万円のリフォーム費用はかかり過ぎだし、かといって最低限のリフォーム提案ではプラン自体の意味がなくなってしまう。お客様が本当に中古物件を手に入れやすい状況とは？を一番に考えています」（佐平建設柿崎洋取締役）。

沖縄では8～9割がＲＣ住宅のため、新築の単価が高い、頑丈のため建物の寿命が長いという２点で中古物件×リフォームの形式が向いているとも説明している。