住宅リフォームをメーンに、2×4新築なども手掛けるラムハウジング(沖縄県中頭郡北谷町)は現在、自然素材のリフォームに特に力を入れている。もともとエコや健康に対し関心の高かった川上優社長が3年前に、福岡市に本社を置くカイケンコーポレーションの健康住宅商品を取り扱い始め、同時に自宅1階部分の24坪を全面改装してショールームを開設した。

▲ショールームは基本的に予約制で、2時間程度かけ商品説明を丁寧に行う
取り扱い商品である"音響熟成"の飫肥杉づくりフローリングや、畳の中に竹炭を入れ込んだ「清活畳」、光熱触媒の「幻の漆喰」を導入している。
「販売施工する前に自分自身で試したいと導入しました。それまでもほか数社の自然素材リフォームを試しましたが、やはりカイケンさんの商品が良いと実感しました。アレルギーをお持ちのお客様からは"よその完成見学会には数分もいられないが、ここには何時間でもいられる"といった声もいただきます」(川上社長)。
今まで新築で1件、リフォームでは19件の施工を行った。チラシやメーカーショールームでの販促活動も行っているが、このリフォームに関しては大半が口コミで広がっているという。「最初は寝室だけだったけど、次は子供部屋、次は水回りと同じお宅がリピートするケースも多いです」と川上社長。床、壁、天井あわせて6畳当たり30万円が目安となる。
「沖縄の住宅は赤瓦で自然なイメージが先行するのか、メーカーの社長さんも視察に来るまでは"沖縄には自然素材のリフォームは必要ないでしょう"という感じでした。でも実際はRC住宅が多くてびっくりされていました。沖縄でも自然素材リフォームはかなり需要があると考えています」(川上社長)。

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