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「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020」の1000万円以上部門で最優秀賞に輝いたのが、ラーバン(広島県広島市)の「Old&New 古くて新しい・古民家のカタチ」だ。初出展・初受賞を果たした。築150年の古民家をリノベーションし、性能向上だけでなく次世代につなげられる家を作り上げた。
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シンプルハウス、既存建具を利活用したリノベ
左:外観。ボックスの白と赤褐色のコントラストが光る
右:リフォーム前は典型的な古民家だった
ボックス状のデッキ新設
今回のリノベーションは、入居していた祖母がいなくなり住むことになった夫婦と息子1人の相談がきっかけ。中国地方では、母屋に自宅の主である祖父母が住み、次の世代の子、孫が2階建ての建物に住む風習がある。母屋に住む祖父母がいなくなると、次世代が大改造して住むことが慣例となっている。
リノベーションで一番力を入れた理由は、寒さ対策。特に古い家は床下が深いものもあり、なかには70cm差があるものも。そこで、「温熱・省エネ企画」を提案した。
「古民家は夏を基準として作られているので、冬場は寒くなる傾向があります。すでにリフォームしたエリアを除く、水まわりや玄関、客間を断熱パッシブエリアとし、新たな生活拠点の性能向上を目指しました」(下田卓夫社長)
左:夕暮れになると、それぞれの色が昼間と違いより濃く見える
右:和室から庭を眺められる。太陽の光も入る絶好の場だ
この記事の関連キーワード : ラーバン リノベーション リノベーション・オブ・ザ・イヤー 中古住宅・リノベーション 古民家 断熱 省エネ

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