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Standard(スタンダード、大阪府吹田市)が手掛ける中古住宅のリノベーションが人気を集めている。2021年7月期の年商は不動産仲介業を含み、前期比約160%増、来期は10億円を見込む。お客さんの好みやライフスタイルに寄り添うデザイン力を武器に、ライバルの多い関西地域でコロナという状況でも業績を伸ばす。【リポート/編集部 後藤梓】
若者の心を掴むデザインで単価800万円超
同社のデザインは、住宅一次取得者である30代のファミリー層を引きつけている。カフェやアパレルショップで見られるような、室内窓やアーチ型の開口部といった大胆さが特徴だ。LDKや玄関にはヘリンボーンやモルタルの床材、天井は躯体をむき出しにするといったケースも。さらに個性的なタイルを施した洗面スペース、ステンレスやパステルカラーのキッチンといった造作家具も多い。これらの内装に合う照明のセレクトまで行う。
デザイン力があると強調しようと、ホームページとSNSの施工事例写真で積極発信している。事例ページでは、1物件30枚もの写真と施主の希望をどう叶えたかがわかるテキストを用意。希望者に郵送するカタログには、事例を50以上掲載している。4人のグラフィックデザイナーが、制作を手掛ける。
「問い合わせのほとんどは、施工事例を見たことがきっかけです。『他社にはない海外のような住宅にしたい』など要望をいただき、一軒一軒お客様の好みに合わせ設計をします」と営業企画部の左納いずみ部長は話す。

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