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大和ハウスグループのコスモスイニシア(東京都港区)は、福岡県福岡市のマンション「シーサイドももちクリスタージュ壱番館」のリフォームでミキハウス子育て総研の「子育て支援住宅認定」を取得した。これまで新築マンションで広く知られてきた会社だが、実際はリフォーム済み中古マンションの販売事業でも112億円の売上がある。買取再販におけるデザイン・設計や販売戦略に迫った。
【リポート/編集部 芝郁美】
オープンキッチンから部屋全体を見渡す
リビングダイニングのビフォーアフター。奥に見える引き戸と「司令塔」キッチンがポイント
リノベした物件は、福岡市にある中古マンションの2部屋だ。築年数は29年、広さは各113平米。価格は6階が5080万円、13階が5780万円。近隣で同等の新築マンションの価格帯は8000万円から9000万円程なので、新築と比較して割安だ。物件のある早良区百道浜は、県内でも教育熱心な世帯に人気の住宅地。小学校・中学校などの教育施設、医療施設、緑のある公園など、周辺環境が充実している。
設計は子育てのしやすさを重視した。例えば、リビングのオープンキッチンは部屋の中心に配置している。親が全方位を見られるよう、「司令塔」をイメージした配置だ。和室だった部屋は、引き戸を利用してフレキシブルな間取りに変更した。
「キッチンから見える遊び場になります。子供が成長した後に、25畳のLDKにもできます。子ども部屋は、使える期間が短いので」と商品企画部建築課チーフの高橋晴彦氏は設計のポイントを語る。

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