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昨年から店舗リノベーションの受注を一挙に増やしている会社がある。リフォーム売上2億円のチエノマ(大阪府大阪市)だ。顧客の主な業態はカフェや美容院。現在は花屋の改修中で、自宅兼用のお菓子屋とパン屋の工事も控えている。内装にこだわりのある顧客を獲得しており、当初は500万〜600万円で希望していたがデザインを検討するうちに、800万〜1000万円になることも珍しくない。
高級感を出そうと仕上げたカフェの内装
モルタル造形、造作家具・・・デザイン性が売りに
同社は30〜40代の住宅一次取得者をターゲットに、中古住宅の仲介とリノベーションのワンストップをメインに展開している。なぜ店舗改修の依頼も殺到しているのか。それは自社のInstagramにアップした美容院とカフェの施工写真から、デザイン性の高いリノベーションができる会社だとアピールができているためだ。
昨年6月にアップしたのは、「高級感のあるカフェにしたい」と要望があった事例。コンクリートのように見える独特なムラのあるモルタルの壁面やカウンター、淡いブルーのタイル、料理が映えるよう木とアイアンを用いて造作したシンプルなテーブルなど、無機質な印象を抱かせる空間を紹介。すると美容院の開業準備中の方から「似たような傾向でやりたい」と問い合わせがあり受注に成功した。

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