中古住宅仲介＋リノベ提案で20億円 モデルルームと仕組み化で受注

「next」という屋号で不動産やリフォームを手がけるALLAGI（アレジ・大阪府大阪市）は、中古住宅仲介とリノベーションを提供する中古リノベ事業部で前期20億円を売り上げた。大きな売り上げを生み出す原動力は、モデルルームや若手を戦力化する仕組みだ。

next京橋店のショールーム。明るい店内でリノベの可能性を表現

不動産＋リノベで大規模リノベ受注

ALLAGIは不動産、リノベーション、新築などを手がける会社で、大阪を地盤に現在10店舗を展開している。中古リノベ事業部では、30～40代の一次取得者層をターゲットに、中古物件の仲介を行う。合わせてリノベーションも提案できるのが売りだ。

前期の中古リノベ事業部の年間仲介数は337件。うち約8割の268件がリノベーションを行った。単価は680万円ほどで、スケルトンなど大規模リノベが多い。

高単価のリノベの受注は中古物件の仲介がきっかけになる。そのため店舗へ呼び込むための集客を徹底。集客経路は4割がチラシ、6割がウェブだ。チラシは10店舗あるエリア各店舗の周辺に、5万部を月2回配布。