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ガスの小売事業などを手掛けるサンコーすまいる(石川県金沢市)はリノベーション事業が好調だ。2021年に開始し、前期は約2億円売り上げた。同事業は間取りの変更や、断熱・耐震補強を伴う大型の工事がメイン。相続で家を引き継ぎ、リノベして住みたい人が主なターゲットだ。
性能は新築基準
モデルハウス内観。築41年の戸建ての1階をフルリノベ
好調の理由は新築と同じレベルの耐震や断熱改修を行う点だ。耐震性は新築を建てる際の最低基準である耐震等級1以上を確保する。断熱性は長期優良住宅の基準である断熱等級4以上にしている。例えば、瓦屋根を板金にする、大きな梁を足す、強度の高い壁にする、断熱材グラスウールを使用するなどして、耐震性と断熱性を高める。
二つ目の好調の理由は間取りを変えて収納量を家の面積の20%以上確保すること。例えば、夫婦2人住まいの場合は、それほど部屋数を必要としないため、部屋数を減らして、ウォークインクローゼットを作る。「40年前の建物のリノベの相談が多いです。そのような物件は断熱性、耐震性、収納が今の新築の半分です。これを2倍にして新築の基準まで上げることが私たちのリノベです。新築の3分の2くらいの費用でできます」とリノベーション部マネージャーの渡部啓介氏は語る。
販促活動はモデルハウスを活用している。モデルハウスは築35年以上の戸建てをリノベしたもの。リノベ希望者を案内している。改修後のイメージを膨らませてもらうためだ。

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