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性能向上リノベーションを手掛けるアルティザン建築工房(北海道札幌市)は、モデルハウスでの集客に力を入れている。同社が現在内覧を受け付けているモデルハウスは、札幌市北区にある築42年の戸建てをリノベした物件だ。全館空調を導入したZEH住宅であることが特徴だ。
築42年物件をZEH水準に
モデルハウスで体感促す
給気口。空調室から暖房や冷房の空気が送られる
14畳用のエアコンのみ
このモデルハウスの特徴は主に3つ。1つ目は、全館空調を導入していること。2階に空調室があり、そこからダクトを通して各部屋に取り付けられた給気口から、暖房や冷房の空気を送る。空調室には14畳用の家庭用エアコンが1台あり、それだけで全部屋の冷暖房を賄うことができる。例えば、夏には暑くなった空気が空調室に戻って来て、再度冷やして送り、冬は戻ってきた空気を温めて再度送る。「よくある一般のエアコンで全館空調できるので、もし壊れても、これだけ取り換えるだけで済みます。家電量販店で購入することが可能です」と新谷孝秀社長は語る。
また、空気を綺麗にするために、換気も行っている。トイレなど数カ所から汚れた空気が外に出ていった分、新鮮な空気が送られてくるので、いつも新鮮な空気が家中を循環している。「窓を開けなくても、常に綺麗な空気を保つことができます」と新谷社長は話す。
空調室。14畳用の家庭用エアコンのみで全館空調が可能
断熱等級は6以上
2つ目は、高い断熱性能と耐震性能だ。断熱性能はUA値0.23で北海道での断熱等級6以上を満たしている。窓には3枚のガラスが入っている。
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