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一般社団法人ベターライフリフォーム協会主催の「リフォームギャラリーコンテスト2023」で最優秀賞を受賞した共栄ホームズ(富山県富山市)の事例「空き家をコストを抑えてZEH住宅へ改修」。そのコンセプトは、空き家をリノベーションして、コストを抑えながら新築同様の性能を持たせるというものだ。
1800万円かけ、UA値0.59に
3割安く家が手に入る
石張りの吹き抜けの抜け感が心地良いダイニング
エコカラットを埋め込んだフラットな壁のリビング
(右)汚れなどを見えなくするために、梁をウォールナット調の濃い色に塗り、床材も色を合わせた
共栄ホームズの商圏では土地付き注文住宅の新築一戸建てが4500万円ほどだが、顧客は予算3000万円で家を探していた。そこで、同社が管理する空き家をリノベーションして、コストを抑えながら新築同様のスペックにすることを提案した。「信用してもらうために、UA値などの数字を具体的に示して納得してもらいました」と取材担当の武田憲昭氏は話す。
既存の断熱材のミラフォームをそのまま利用し、付加断熱としてネオマフォームを追加して、ZEH水準のUA値=0.59に引き上げた。「壁を剥いだら状態の良いミラフォームだったので、コストを抑えながら断熱性能を上げることができました」(武田代表)。窓は全て樹脂サッシのAPW330に替え、気密性C値=0.7以下となった。
確認申請等から確認したベタ基礎(耐震等級1)はそのまま利用。木造軸組み部分の壁倍率を既存の1.25倍相当へ引き上げ、一部基礎の増設・各金物類の見直し補強も行った。併せて建物の重心・剛心を見直し、X・Y軸双方偏心率=0.12以下となり、新築同様のスペックを持つ建物になった。
この記事の関連キーワード : ZEH住宅 ベターライフリフォーム協会 リフォームギャラリーコンテスト 共栄ホームズ 空き家
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